皮膚への効果、美肌!ハリ!シワ対策!  こんな評価方法もあるんです!!

サンプルのシワやハリに対する予防または回復効果の評価

 ~繊維芽細胞埋包コラーゲンゲルの収縮測定~

特徴:繊維芽細胞を含むコラーゲンゲルの収縮を測定することで、サンプルの皮膚への評価ができます。

 

背景:ヒトは老化等により皮膚の真皮結合組織が収縮力を失い、更には強度、弾力性を失い結果として皮膚のハリが低下し、シワが生じると考えられています。

皮膚は、外側から角層→表皮層→基底膜→真皮→皮下組織により構成されており、真皮はその中でも最も領域の広い部分です。

この真皮は、繊維芽細胞とその周囲にⅠ型およびⅡ型コラーゲンなどからなる細胞外マトリックスが密に詰まった状態により、皮膚の弾性や強度を保っています。

この細胞外マトリックスの換わりとしてコラーゲンゲルを利用します。

 

従って、コラーゲンゲルの収縮能やゲル形成強度を高めることができる物質は、皮膚の弾力性やハリを改善できる可能性があると考えられています。

 

結果例

写真は、Guidryらの報告を参考にし、血清をサンプルとして用いたときの結果です。

血清濃度が高くなるにつれ、コラーゲンゲルの面積が小さくなっていきました。

つまり、収縮力が増していた=細胞活動が活性化していたということです。

 

1日目と4日目のコラーゲンゲルの収縮の様子(左:1日目、右:4日目)
1日目と4日目のコラーゲンゲルの収縮の様子(左:1日目、右:4日目)
培養3日目までのコラーゲンゲル面積の変化
培養3日目までのコラーゲンゲル面積の変化

参考文献:

・圷 信子 コラーゲンゲル収縮活性を指標とした薬剤評価法 機能性化粧品素材開発のための実験法-in vitro/細胞/組織培養-. シーエムシー出版社. p76-81(2007)

・Guidry C, Grinnell F. Studies on the mechanism of hydrated collagen gel reorganization by human skin fibroblasts. J Cell Sci. 79 p67-81(1985)

・Guidry C, Hook M. Endothelins produced by endothelial cells promote collagen gel contraction by fibroblasts. J Cell Biol. 115 p873-80(1991)