異物排除/感染防御

【貪食能評価】

 ・マクロファージ細胞株の培養液中に、依頼サンプルを添加して細胞を培養します(被験物質処理)。

 ・細胞を回収し、蛍光ラテックスビーズを加えて培養します(貪食処理)。

 ・貪食したマクロファージの割合、貪食したビーズ数を、フローサイトメーターにより測定します。

 ・カルチャースライドを用いて、細胞の貪食像の写真撮影も可能です。

自然免疫能活性化として、貪食能測定ができます。

マウス単球細胞株を使用した貪食能評価例

左上図:ラテックスビーズを貪食した細胞像(ラテックスビーズを貪食させた後、洗浄・ギムザ染色した。矢印:ビーズ)

右上図:フローサイトメーターでの測定(〔:ビーズを取り込んだ細胞のピーク)

下図:LPS処理の細胞の貪食能のグラフ(貪食した細胞数の割合(%)を示した)

【NO産生能評価】

  一酸化窒素(Nitric oxide:NO)は、種々の細胞が産生する物質で、産生されたNOは、感染防御で重要な

 働きを担っていることが知られています。

 ・マクロファージ細胞株の培養液中に依頼サンプルを添加して、培養します(サンプル処理)。

 ・24~72時間後の培養上清を回収します。

 ・上清中の亜硝酸(Nitrite)量をグリエス試薬を用いて測定します。

 

 ※試験オプション

 ・サンプル中のLPSの作用を排除したい場合は、LPS阻害剤のポリミキシンBと混合して、NO産生能を測定

  することも可能です。

 ・また、TLR4欠損マウス(C3H/HeJ)の腹腔マクロファージを用いた測定も可能です。

 ・試験濃度で細胞傷害が疑われる場合は、NO産生と同時に細胞傷害性試験を実施することも可能です。

自然免疫活性化能として、一酸化窒素(NO)産生量を測定します。

ラット肺胞マクロファージ(NR8383)とマウス単球マクロファージ(RAW264.7)での

NO産生能の比較